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くまの手術

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以前のブログにも書きましたが、ワンゼミには、掃除当番として活躍してくれている「くま」がいます。
(電池式の簡易掃除機で、机の上の消しゴムのカスを吸い取ってくれます。)

そのくまが、最近調子が悪いのです。
スイッチを入れても「ウィ~ン」と動き出さず、たたいたり、振ったりしてやっと動き出すような状態でした。
「配線が切れかけていて、接触不良でも起こしているのだろう」と思い、分解して確認してみましたが、特に問題ありませんでした。

次に「モーターにゴミか何かがつまっているのでは?」と思い、モーターを分解してみることにしました。
モーターの分解は、「ロボット教室」でもやったことがあり、その構造も良く分かっていたので、抵抗なくすることができました。
すると、電流を内部の電磁石に伝える「ブラシ」が1本すり減っていたのでした。
(写真①の○で囲った部分。わかりにくいですが、右側が正常で、左側がすり減ってほとんど無くなりかけていました。)
あまりに酷使しすぎたために、このような状態になってしまったのでしょう。
これではもう交換するしかありません。

ということで、モーターの「移植手術」を行うことにしました。
「ロボット教室」で使用したモーターが余っていたので、それを移植し、配線を金具にはんだ付けしました。(写真②)
手術は無事終了し、あとは再び組み立てるのみです。(写真③)
組み立ててスイッチを入れると、「ウイ~~~ン」と動き出してくれました。

元気を取り戻してくれたくま。(写真④)
これからも、掃除当番として活躍してくれることでしょう。
ただ、あまり頑張りすぎると、またこんなことになってしまうので、ほどほどに。

岸本