記事一覧

もうすぐシルバーウィーク

今週土曜日の19日から23日まで、「シルバーウィーク」という5連休になります。
ワンゼミでは、19日(土)は通常通りの授業+2S特訓講座、20日(日)も2S特訓講座があるので、受験生にとっては3連休、他の生徒にとっては4連休ということになります。

「シルバーウィーク」というのは、あまり聞きなれない言葉ですが、もちろん、「ゴールデンウィーク」に次ぐ大型連休であることからつけられたものです。
また、連休の中に「敬老の日」が含まれるためにシルバーシート(優先席)から取られたともいわれているそうです。

この「シルバーウィーク」は、「ゴールデンウィーク」と違って、毎年あるわけではありません。
今年はたまたま、9月第3月曜日である「敬老の日」が21日になったために、23日の「秋分の日」との間の22日が「国民の休日」となり、土日を含めて5日間の大型連休になったということです。
ちなみに、次にこのような「シルバーウィーク」になるのは、2015年です。
みなさんは、この連休をどのように過ごされるのでしょうか?

「祝日」といえば、以前6年生の算数の授業でこんなことがありました。
「周期算」という単元で、「○月○日が○曜日だとすると、その年の△月△日は何曜日ですか?」といった問題が出てきます。
その日まで何日あるかを計算し、1週間は7日なので、7で割ったときの余りがどうなるかで曜日を考える、という解き方になります。
その確認テストとして、「今日○月○日は○曜日です。では、今年の12月23日は何曜日ですか?また、何の日ですか?」という問題を出しました。
「何の日ですか?」というのは、サービス問題として出したつもりでした。
私はその答案を見て、驚きました。
曜日はほとんどの生徒が正解できたのですが、「何の日?」に対して「天皇誕生日」と答えた生徒が誰一人いなかったのです。
「クリスマス」や「先生の誕生日」といった答えを書いていました。
返却時に「天皇誕生日やで。知らんかったん?」と言うと、生徒たちは「そんなん知らんわ~」「算数と関係ないやん」と。
「もしや?」と思い、「2月11日は?」「5月3日は?」と聞いてみても、正しい答えは返ってきませんでした。

私は、生徒たちが「祝日」が何を祝うための休日であるかも知らずに、気にせずに休んでいることを知って、驚きました。
自分が子供のころもそうだったのか?と思い返してみましたが、少なくとも6年生のときには知っていたと思います。

今どきの子供たちは、「祝日」に対して「何で日曜日でもないのに休みなのかな?」と疑問に思わないのでしょうか?
また、「○○の日は、こういうことを祝う日なので、お休みなんです。」といったことを、教わらないのでしょうか?

確かに「何の日か?」という問題は、テストに出されないでしょうし、知らなくても何ら問題ないかもしれません。
しかし、学校や塾で「習わないこと」「テストには出ないこと」の中に、大切なこと、知っておくべきことがたくさんあります。

子供たちには、習った・習っていない、テストに出る・出ないに関係なく、いろいろなことに疑問をもってもらいたいと思いますし、いろいろなことを知ろうとしてほしいと思います。
そういう「知的好奇心」を持って、様々な知識を身につけていくことで、人として成長していくことができるでしょうし、学力の向上にもつながってくると思います。

やっぱり、「勉強ができる」のもカッコいいけど、「いろんなことを知ってる」「何でも知ってる」のもカッコええで!

岸本